ブレインパッドのサービスを導入
総合建設コンサルタントの八千代エンジニヤリングではこのたび、ブレインパッドの提供する「機械学習/ディープラーニング活用サービス」を導入。河川の護岸コンクリートにおける劣化検知の効率化に成功した。
「TensorFlow」を活用した新手法
護岸コンクリートの維持管理において調査・検討業務を請け負っている八千代エンジニヤリングでは、劣化状況の把握に際して、これまで人間の目視による確認を中心に行ってきた。
一方でこの手法では、長い河川区間を複数の人間が作業することで生じる手間やコスト、劣化状況の判断基準のばらつきが課題として浮上している。
そこでブレインパッドでは今回、撮影した画像からひび割れなどの劣化の有無を自動で判断するためのアルゴリズムを、Google によってオープンソース化された深層学習フレームワーク「TensorFlow」を使って実装。護岸コンクリートの劣化検知を行う新たな方法を開発した。
2社ではこの方法について、実際の現場における実用可能性を検証。結果として、これまでの人間による検査と変わらない精度で劣化を検知できることが判明、有用性を確認できたとしている。
今後は劣化検知の判定プロセスのシステム化をはかるとともに、河川の護岸コンクリート以外の社会インフラ分野に対しても、同様の手法を展開できるよう検討を重ねる方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ブレインパッド プレスリリース(アットプレス)
https://www.atpress.ne.jp/news/130212