熱負荷シミュレーションの自由度と精度を高め、より高度な設計が可能に
2017年6月2日、株式会社大林組は、熱負荷シミュレーションシステム「エコシミュレ」(以下、同システム)を開発したと発表した。
建築物の省エネルギー化・ZEB化は、持続可能な社会を実現するうえで重要な課題である。
同システムは、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の達成や環境共生建築の実現に必要な省エネルギー手法に関し、その導入効果をより正確に予測するもので、同システムの開発により、環境共生建築の実現に向けた高度な設計と評価が可能になった。
「エコシミュレ」の主な特長
同システムは、空気調和・衛生工学会で開発された動的熱負荷計算プログラム「NewHASP/ACLD」やBIM(Building Information Modeling)を、窓、換気、光シミュレーションプログラムの入力データとして活用し、最終的な熱負荷シミュレーションまでのフローを自動化したもの。
このため、設計者自身に専門知識がなくても、複雑なシミュレーションを効率よく行え、省力化が可能になった。
また、適正な空調機器容量を算出し、適正な能力の設備機器を選定することで導入コストの低減が図れ、年間の省エネ効果予測が可能となった。
(画像はプレスリリースより)
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