2017年6月2日、日揮株式会社(以下、日揮)は、テクニップFMC社(Technip FMC)、サムスン重工業社(Samsung Heavy Industries Co. Ltd.)と共同で、コーラルFLNG社(Coral FLNG SA)がモザンビーク共和国において計画している洋上LNGプラント(以下、同FLNG)建設プロジェクト(以下、同プロジェクト)を受注したと発表した。
モザンビークでは、近年、大型ガス田が発見され、複数のLNG、およびその他のガス開発が計画されているが、同プロジェクトは、初めて具体化される計画だ。
同プロジェクトで建設される同FLNGプラントは、水深2,000メートルを超える深海ガス田向けFLNGプロジェクトとして世界初の事例で、海洋油ガス業界において先駆的なプロジェクトだ。
同プロジェクトの設置場所は、モザンビーク共和国沖コーラルガス田で、タンザニア国境沿いの沖約50km、水深2,000mだ。
また、契約先であるコーラルFLNG社はモザンビーク法人で、契約内容はFLNGプラント(生産能力、年産約340万トン)に係わる設計、機材調達、建設工事、据付および試運転の役務。
コーラルFLNG社は、2014年に日揮コンソーシアムを含む3グループに対して基本設計役務を発注し、競争入札の結果、日揮コンソーシアムがEPCIC役務一式を受注した。
日揮とテクニップFMC社のジョイントベンチャーは、同FLNGトップサイドの設計・機材調達、及びプロジェクト全体の管理を担当する。
また、韓国サムスン重工社は、同FLNG船体のEPCとトップサイドのファブリケーションを担当する。
(画像は日揮公式ホームページより)
▼外部リンク
日揮 ニュースリリース
http://www.jgc.com/jp/DisplayHtml/view/202