YKK AP株式会社5月31日は、ビル用窓の基幹商品「EXIMA31」に雨水抑制機能を備えた縦型の自然換気窓「サイドパス」を5月31日から発売する、と発表した。
経済産業省は、2014年4月閣議決定のエネルギー基本計画において、「建築物については、2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均でZEBの実現を目指す」とする政策目標を推進している。
ZEBの設計段階では、断熱、日射遮蔽、自然換気、昼光利用などの建築計画的なパッシブ手法を活用し、長寿命で改修が困難な建築外皮の省エネルギー性能を高度化することが重要である、としている。
YKK APの「EXIMA31サイドパス」は、換気量確保に特化した「V仕様」、自然換気と雨水浸入抑制の両方の機能を備える特許出願中の「RV仕様」の2種類を用意した。
RV仕様は、換気中の開放状態でも雨水の浸入を抑制するため、雨天時、人の不在時、閉め忘れの場合などであっても安心して換気することができる。
2015年発売の排気用窓「EXIMA31 バランスウェイ」との組み合わせで、天候の変化に応じて給気・排気を行い、効率的に建物全体の換気を行うことができるとのこと。
EXIMA31サイドパスは、150㎜幅のフラットパネル構造で、内外に開く機構を採用した。枠見込70㎜以内に、パネル・ハンドル・雨水浸入抑制がらり・網戸を納める構造になっている。
RV仕様では、防水性99.99% の性能を実現したという。
受注開始日は5月31日で、2018年度の目標受注金額は6億5,000万円、としている。
(画像はプレスリリースより)
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YKK AP株式会社のニュースリリース
http://www.ykkap.co.jp/