竹中工務店など、学校施設に木造の複層格子梁を国内初適用

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竹中工務店など、学校施設に木造の複層格子梁を国内初適用

2017年05月26日 17:00

「ヴォーリズ記念アリーナ」の屋根に木造の複層格子梁

竹中工務店は5月25日、滋賀県近江八幡市のヴォーリズ学園から請け負った「ヴォーリズ記念アリーナ」の建設において、木造の複層格子梁を適用したと発表した。

「ヴォーリズ記念アリーナ」は高さ12.71メートル、地上2階建てのRC造、木造屋根の建築物。建築面積は1,965平米、延床面積は2,303平米。

木造複層格子梁は、一粒社ヴォーリズ建築事務所と共同で特許出願済みの工法で、適用するのは国内初となる。

上弦材と下弦材に斜材を通す架構

この工法は上弦材と下弦材を短辺方向に架け、斜材を上下の弦材の間に通す構成になっているのが特徴。トラス成を確保することで部材の断面を小さくし、工期の短縮を実現した。斜材は面内を補剛する効果、屋根を立体的に作成する効果をにも寄与している。

また伝統木造の技術である貫架構を組み込んで、屋根架構と一体的なデザインを採用。さらに木質系の母屋と組み合わせて、互いが調和したシンボリックなアリーナが完成した。

意匠設計は一粒社ヴォーリズ建築事務所、構造設計及び施行は竹中工務店、設計監理は一粒社ヴォーリズ建築事務所だが、木造関連に関しては竹中工務店が担当した。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

株式会社竹中工務店のプレスリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2017/05/03/index.html

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