柔軟に対応する構造部材を新開発
エスアールジータカミヤは、5月15日、100%子会社で仮設機材メーカーの「ホリー」が、小堀鐸二研究所と共同で、ホリー式座屈拘束ブレース「オクトブレース」を新開発したことを発表した。
「オクトブレース」の概要
「オクトブレース」は、超高層から低層建物に対応し、制振性能にも優れた構造部材。
広く一般に構造部材として使用できる座屈拘束ブレースや制振ブレースとして、3月27日、一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得し、その性能は実証済みだ。
ブレース材として働く鋼製の芯材を、アルミニウム製の閉鎖型断面で拘束。圧縮軸力下といった状況でも座屈しないブレース(BAランク部材)として取り扱うことができる。
また、超高層ビル等に活用できる高層建物用の「高軸力タイプ」と、床面積が大きい物流倉庫や中低層建物等の「低軸力タイプ」の種類があり、新築建物のみならず、耐震補強用としても使用可能だ。
さらに、軽量で施工性にも優れ、メンテナンスも不要。低コスト化にも貢献するという。
目標は年間売上高30億円
エスアールジータカミヤは、軽仮設機材販売やレンタルの大手企業。今後、営業体制の構築、強化を図りたい考えである。
なお、2020年3月期のオクトブレース年間売上高は、30億円を目指す方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
エスアールジータカミヤ プレスリリース
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