清水建設が耐津波改修工法「フレーム・シェルター」の設計手法を確立

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清水建設が耐津波改修工法「フレーム・シェルター」の設計手法を確立

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2013年09月02日 11:00

既存の低層建築を津波から守る
清水建設株式会社(東京都中央区)は、8月29日、南海トラフ巨大地震による津波被害を想定し、既存のビルを「津波避難ビル化」する「フレーム・シェルター」の設計手法を確立したことを発表した。

清水建設は、昨年、すでに新築対応の津波避難ビル「アーチ・シェルター」を発表しているが、「フレーム・シェルター」は、その第2弾として、短期間、ローコストでビルを耐津波改修できる工法として注目される。


(画像はニュースリリースより)

非常時の人命保護への期待
南海トラフ巨大地震が起きた場合、地震の発生から津波到達までの時間が短い地域が多いと予想されるが、学校などの公共施設では、揺れへの対策はとられていても、津波対策が不十分で、水没の恐れがある。「フレーム・シェルター」は、このような建物における人命保護につながる設備となりうる。

シェルターの工法概要は?
「フレーム・シェルター」は、建物の周囲を囲むように架設する鋼製トラス製の「メガフレーム」と、メガフレームの転倒防止等のため、足元を固める鉄筋コンクリート製の「マットスラブ」と、マットスラブを支持する「基礎杭」、津波による洗掘を防止する「土間コンクリート」から構成される。屋外設置のため、施設を使用しながらの改修工事が可能だ。

「メガフレーム」は、既存建物を守り、避難空間として機能する部分で、階段を設置し、屋上に避難場所を設ける。建物の形状により、フレーム1体で囲むパターンと、2体程度のフレームで囲む2パターンが使い分けられる。

「マットスラブ」は、建築基礎部と一体化させ、津波の力から建物を守る部分。必要に応じ、「支持杭」で補強する。「マットスラブ」に接していない基礎部は「土間コンクリート」を構築し、周囲を囲んで洗掘を防止する。

工期もコストも大幅削減!
このシェルター適用においては、南海トラフ巨大地震データベースと、同社が自ら開発した津波シミュレーションシステムの解析結果に基づいて詳細を決定する。4階建ての延べ床面積1200平方メートルのビルで試算すると、津波避難ビルに建て替えるより、工期で約4割、工費で約5割削減できるという。

(画像はニュースリリースより)


▼外部リンク

津波から人命を守る津波避難ビル「フレーム・シェルター」
~短工期・ローコストの使いながら改修~
http://www.shimz.co.jp/news_release/2013/2013028.html

清水建設株式会社
http://www.shimz.co.jp/index.html

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