東急不動産株式会社は4月11日、分譲マンションとシニア住宅の複合開発を行う「世田谷中町プロジェクト」において、「認知症」の「予防とケア」をサポートする「認知症にやさしいデザイン」のケアレジデンスが完成した、と発表した。
ケアレジデンスは、東京都世田谷区中町五丁目にある「グランクレール世田谷中町」内に位置し、順天堂大学と包括的に連携し、英国スターリング大学認知症サービス開発センター(DSDC:Dementia Services Development Centre)と日本初となる業務提携を行い「認知症の方にやさしいデザイン」を取り入れた。
東急不動産は、世田谷中町プロジェクトにおいて、超高齢社会の課題である「認知症」への取り組みを強化し、上質な暮らしと日々の健康をサポートし安心安全を提供する、シニアのための住まいづくりの実現を目指している。
認知症予防においては、順天堂大学との業務提携により健康寿命を延ばすため、認知機能の維持・改善に効果的な認知症予防プログラムを入居者に提供する。
認知症のケア面では、日本初となるDSDCとの業務提携でサポートする。建築・工事においては、「DSDC認証」の取得を目指し、内装デザインや家具の検討を行うという。現在日本で、「DSDC認証」を受けた建物はないとのこと。
「グランクレール世田谷中町」は、東急田園都市線「用賀」駅より徒歩15分、「桜新町」駅より徒歩15分、東急大井町線「上野毛」駅から徒歩17分の所にある。
鉄筋コンクリート造の地上4階建で、シニアレジデンス176戸、ケアレジデンス75戸の総戸数251戸のマンション。間取りは、シニアレジデンスが1R、1DK、1LDK、2LDKで、ケアレジデンスが1Rのみ。
併設施設として、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所、看護小規模多機能型居宅介護事業所、カルチャールーム、コミュニティサロン、認可保育所などを完備する。
シニアレジデンスの貸主・事業主は東急不動産、ケアレジスは株式会社東急イーライフデザイン。管理運営を東急イーライフデザインが行う。
株式会社フジタ東京支店が、建物の施工を行い、2017年2月に竣工した。開業は、シニアレジデンスが2017年7月の予定、ケアレジデンスが2017年9月の予定。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東急不動産株式会社のニュースリリース
http://www.tokyu-land.co.jp/