ヤンゴン市の課題を解決
JFEエンジニアリングは、4月10日、ミャンマー初の「ごみ焼却発電プラント」を竣工し、4月7日、建設地であるヤンゴン市にて式典を執り行ったことを発表した。
現在、ヤンゴン市では、急速な経済発展にともなう電力不足だけでなく、日量約2,500トンものごみが処分場に直接埋め立てられていることが課題として挙げられている。今回の同社によるプロジェクト遂行は、適切な処理施設の整備および電力不足解消の双方を実現した形である。
新施設の概要
今回建設された「ごみ焼却発電プラント」は、ヤンゴン市内北部シュエピーター地区に設置。一般廃棄物焼却発電施設として、日量60トンのごみを処理するストーカ炉を有する。また、年間約5,200MWhの発電を行うことにより、年間のCO2排出量約2,400トン削減される見込みだ。
なお、このプロジェクトでは、途上国に対し、優れた技術の普及によって実現する温室効果ガス排出削減量を、日本の排出削減目標の達成に活用できる制度「JCM」を適用。我が国の温室効果ガス削減目標に貢献することにも期待が寄せられる。
先進技術を提供
同社は、今回の新施設について、ミャンマーのみならず、東南アジアにとっても先駆的モデルケースと位置付ける。
なお、今後も同国の橋梁や上水、下水プラントなど、インフラ整備に力を注ぎ、同国の経済発展に取り組む方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20170410095033.html