関西電力と共同出資
三菱商事パワーは、4月5日、関西電力と共同で「相生バイオエナジー」を兵庫県内に設立し、バイオマス発電事業に参画することを発表した。
「相生バイオエナジー」への出資比率は、関西電力が60%、三菱商事パワーが40%。今後、発電設備の設計・建設・運転・維持・管理、電力の供給販売等を手掛けていくことになる。
プロジェクトの概要
関西電力は、兵庫県相生市に3機で構成される「相生発電所」を所有。
そのうち、昭和57年11月に運転を開始した2号機について、使用する燃料を、現行の重油・原油から、生物由来の有機性資源である木質バイオペレットへ変更する為の改造工事を実施する。
改造工事後の定格出力は約20万kW。カーボンニュートラルの考え方により、二酸化炭素の排出抑制につながるものと期待が寄せられる。
再生可能エネルギーを有効利用
三菱商事パワーは、再生可能エネルギー事業を推進しており、国内で約7万3,000kWの太陽光発電事業を運営しているほか、風力や地熱事業の開発・建設を手掛けている。
今回のバイオマス発電事業は、再生可能エネルギーに対する新たな取り組み。今後も、事業パートナーとの発電事業を通じて、エネルギー自給率の安定化に努め、温室効果ガス排出削減に貢献していく考えである。
(画像は三菱商事パワーのホームページより)
▼外部リンク
三菱商事パワー プレスリリース
http://www.mc-power.co.jp/