ごみ処理施設を新建設
新日鉄住金エンジニアリングは、4月3日、同社を含め7社で構成する企業グループが、東広島市、竹原市、大崎上島町で構成する一部事務組合「広島中央環境衛生組合」と「広島中央エコパーク整備事業(高効率ごみ発電施設建設・運営)」に関する事業契約を締結したことを発表した。
プロジェクトの概要
このプロジェクトでは、同組合が民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律「PFI法」に基づいて、民間こそ発揮できるノウハウを活用。
また、事業者に設計(Design)、建設(Build)、運営(Operate)を一括して委ね、施設の所有、資金の調達は自治体が行う「DBO方式」を取り入れた。
新たな高効率ごみ発電施設には、コークス使用量およびCO2排出量の大幅な低減を実現した改善炉である、同社のシャフト炉式ガス化溶融炉を採用。1日あたり、285トンものごみを処理する規模を有し、最終処分量ゼロシステムの実現を目指す。
なお、竣工予定日は、2020年9月30日。その後20年半にわたり、同社と日鉄住金環境プラントソリューションズが出資・設立した「広島中央クリーンシステム」が運営をしていく計画だ。
安全で安心な循環型社会を構築
今回、同社の「低炭素型シャフト炉」採用は3例目。
今後も、一般廃棄物処理施設の建設・運営事業を推進し、循環型社会の形成に努めるとともに、温室効果ガス排出量削減を通じ、低炭素社会の実現に貢献していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング プレスリリース
https://www.eng.nssmc.com/news/detail/329