出力1メガワットの営農型発電設備
SBIホールディングスとSBIエナジーは4月3日、千葉県で開発を進めてきた「匝瑳メガソーラーシェアリング第一発電所」が完成し、商用運転を開始したと発表した。
匝瑳市飯塚の耕作放棄地約3.2ヘクタールを活用したもので、最大出力は1メガワット。想定年間発電量は一般家庭約288 世帯分の年間電力量に相当する約1,424メガワット時。1キロワット時当たり約718トンの二酸化炭素削減に貢献する。
農業振興、地域活性化にも貢献するメガソーラー
新たに完成した発電所は、農地に支柱を立てて太陽光発電設備を設置し、農業経営を継続させながら、同時に太陽光発電事業を行うソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)である。
太陽光発電を行いながら、下部の農地では地元の農業生産法人が大豆や麦など農産物の有機栽培を行う予定だ。
また、売電収入の一部は地域の環境保全や農業振興に還元して地元の農業支援を通じて、地域活性化にも貢献していく。
ソーラーシェアリングは耕作放棄地対策や農業の振興、エネルギーの地産地消に加え、地域経済の活性化が期待されるモデルケースとして、注目が高まっている事業形態である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
SBIホールディングス株式会社、SBIエナジー株式会社のプレスリリース
http://www.sbigroup.co.jp/news/2017/0403_10630.html