油田の随伴水を処理する技術を実証するための小規模実証試験設備
2017年3月16日、国際石油開発帝石株式会社、千代田化工建設株式会社、メタウォーター株式会社の3社(以下、受託3社)は、秋田県八橋油田随伴水処理実証プラント(以下、同実証プラント)の竣工式を行ったと発表した。
実証プラントは、受託3社が、2015年7月に独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構の技術ソリューション事業(技術開発・実証プロセス)(フェーズ2)として、「セラミック膜による随伴水処理技術の小規模実証試験」に関する作業を受託し実施しているもの。
同実証プラントの概要
同実証プラントは、秋田県のINPEX秋田鉱場外旭川プラント内及び隣接地に建設され、メタウォーターのセラミック膜ろ過システムを用いて油田の随伴水を処理する技術を実証するための小規模実証試験設備。2016年8月に着工し、2017年1月に完工して、試運転を経て、3月より約7ヶ月の予定で実証試験を開始している。
主要設備は、メタウォーターのセラミック膜ろ過装置、脱塩装置他で、プラント処理能力は日量150キロリットル、使用する水は八橋油田の随伴水で、処理水性状は秋田県における河川放流基準を満たすことを目標とする。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国際石油開発帝石 プレスリリース
http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2017/20170316.pdf