住友電工、カイハラ株式会社にポアフロン膜分離排水処理装置を納入

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住友電工、カイハラ株式会社にポアフロン膜分離排水処理装置を納入

2017年03月14日 03:00

工場の排水水質・外部環境などの変化に対して安定的な処理が可能

2017年3月13日、住友電気工業株式会社(以下、住友電工)は、カイハラ株式会社(以下、カイハラ)の広島・吉舎およびタイ・ラチャブリー工業団地の工場に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製中空糸膜(ポアフロン)を用いた膜分離排水処理装置(以下、同処理装置)を納入したと発表した。

中空糸膜は、細い中空繊維の表面にサブミクロンの微細な孔が多数あいたストロー状のろ過フィルターだ。

住友電工は、高級デニム素材メーカーのカイハラと共同で、難分解性で膜を汚しやすいPVAを含む排水を、PTFE製中空糸膜を用いて処理する実証実験を実施し、その性能を確認した。

同処理装置が採用された吉舎およびタイの両工場の排水処理装置は、排水量がそれぞれ1,200平方メートル/日および800平方メートル/日で、2015年に稼働を開始した。

同処理装置の導入で、工場の排水水質・外部環境などの変化に対して安定的な処理が可能となり、さらに産業廃棄物、エネルギーコスト、設置面積などを大幅に低減できた。

水処理膜製品の特長

PTFE中空糸膜は、高い柔軟性があるため膜が揺れやすく、膜が汚れにい素材特性であり、単一素材でできた中空糸膜としては、他素材膜対比8~10倍の強度だ。

同処理装置は、ストロー状の中空糸膜を数百本から数千本束ねた膜モジュールをキーパーツとし、膜浸漬槽、ポンプ、散気ブロア、制御盤などをパッケージ化した。

中空糸膜を高集積に適正配置した膜モジュールの、効率的な散気設計で、機器構成を最小限にした省エネ運転が可能だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

住友電工 プレスリリース
http://www.sei.co.jp/company/press/2017/03/prs022.html

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