武豊火力発電所5号機のリプレース計画
中部電力は2月28日、武豊火力発電所5号機にて木質バイオマス燃料の混焼を行うと発表した。
武豊火力発電所5号機の所在地は、愛知県知多郡武豊町。出力規模は107万キロワット。
中部電力は地球温暖化対策など環境保全への取り組みを、重要な経営課題のひとつと位置づけており、再生可能エネルギーの開発の一環として、現在重油及び原油を燃料としている武豊火力発電所5号機を、石炭を燃料とする発電施設にリプレースする計画を進めているところだ。
この計画の実現に向けて、木質バイオマス燃料の混焼による発電を行うことを決定した。
CO2排出量を年間約90万トン削減
リプレース計画では2022年3月の営業運転開始を予定しており、バイオマス燃料の木質ペレットを混焼することで、石炭を専焼する場合と比較してCO2排出量を年間約90万トン削減できると予想される。
木質ペレットの混焼率は、発熱量比で約17%。年間使用量は約50万トンとなる。また年間のバイオマス発電電力量は、約12億キロワット時の見込み。
中部電力は今後、地域住民や関係各所の理解と協力を得ながら計画を進めていく考えだ。
(画像は、中部電力のホームページより)
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