今年度3件目となる大型受注
JFEエンジニアリングは、3月1日、福岡県豊前市で大型バイオマス発電プラントのEPC(設計・調達・建設)を受注したことを発表した。
現在、国内外でバイオマス発電プラントの大型化、高効率化、燃料多様化のニーズが旺盛だ。今回の受注は、同社にとって今年度3件目となる大型案件となった。
プロジェクトの概要
今回受注した発電プラントは、イーレックス、九電みらいエナジー、九電工の3社が設立した発電事業を行う特定目的会社「豊前ニューエナジー」が、福岡県豊前市の九州高圧コンクリート工業の豊前工場敷地内に建設を予定しているものだ。
PKS(Palm Kernel Shell、椰子殻)および木質ペレットを燃料とする、化石燃料不使用のバイオマス専焼発電所で、発電形式には、同社が業務提携をしているフィンランドのバルメット社が有する循環流動層(CFB)ボイラの技術を採用。
非常にハイレベルの高温高圧の蒸気を生成し、最高水準の発電効率となる出力規模は、国内最大級の74,950kWを達成できる見込みであり、商業運転開始は、2019年度下期を目指す計画である。
環境負荷低減社会の実現に貢献
同社は、産業用から電力事業用に至るまで、10~350MWの高効率CFBボイラのラインナップを多数揃えている。
今後も、バイオマス発電事業に積極的に取り組み、安定的な電力供給やCO2削減に貢献していく考えだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20170301085449.html