2017年2月23日、JFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)は、ベトナム有数の建設・加工会社であるMechanization Electrification Construction Corporation – Joint Stock Company(以下、AGRIMECO社)と50%ずつ出資し、ベトナムで建材加工商品の販売を行う「AGRIMECO & JFE STEEL PRODUCTS CO., LTD.」(以下、A&J社)を、2月17日に設立したと発表した。
AGRIMECO社は、水力発電、堤防・ダム、灌漑・貯水、鋼構造・高層鉄骨ビルなどの建設施工、および機械・設備製造や建材加工を行う、資本金2,150億VND(約11億円)の建設・加工会社だ。
A&J社の所在地はベトナム ハノイ市、資本金は200万USD(約 230百万円)で、事業内容は建材加工商品の仕入、販売。
ベトナムのインフラ建材分野におけるAGRIMECO社のプレゼンスと、JFEスチールの技術開発力、および技術提案力を生かし、A&Jは鉄鋼需要の創出と捕捉を図る。
なお、JFEスチールの建材事業として、異業種である建設・加工会社との合弁事業は初めて。
ベトナムは、東南アジア最大の鋼材消費国であり、またGDP成長率も6%台と高く、今後も成長が続く見通しだ。
特に、道路や鉄道などの交通インフラや、発電プラントなど多くの建設計画があり、インフラ建材分野の堅調な需要が見込まれる。
JFEグループは、第5次中期経営計画の重点テーマである「インフラ建材」の「海外事業推進」として、2016年8月にジェコスベトナムを設立しており、これに続く合弁事業となる。
今後も、日本国内の建材グループ各社、ベトナムを拠点とするJ・スパイラルスチールパイプ社やジェコスベトナムなど、JFEグループの技術で、ベトナムをはじめ東南アジアのインフラ建材の発展に貢献していく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEスチール ニュースリリース
http://www.jfe-steel.co.jp/release/2017/02/170223.html