メタウォーターは、2月23日、新日鉄住金エンジニアリング等と参画する特別目的会社「空見バイオパートナーズ」が、名古屋市上下水道局より「空見スラッジリサイクルセンター下水汚泥固形燃料化事業」をDBO方式(Design, Build and Operate)にて受注したことを発表した。
下水汚泥は、これまで焼却処分されてきた。しかし、今回のプロジェクトでは、空見スラッジリサイクルセンター内に、汚泥燃料化施設を設計・建設し、バイオマス燃料を製造・販売することで、下水資源の有効活用と温室効果ガス削減に貢献する。
メタウォーターは、施設の代表企業となって設計・建設、運営・維持管理、SPC管理・運転・修繕などの全体の取りまとめを行う。
また、設計・建設期間は2020年9月30日までとし、新日鉄住金エンジニアリングが主にプラント設備の設計・建設を担当。
翌日10月1日~2040年9月30日の20年間は、運営・維持管理期間として、新施設の運転・維持管理のほか、製造したバイオマス燃料の買い取り・販売、近隣の火力発電所等において石炭と混焼利用する計画である。
新施設の運転開始後の二酸化炭素排出削減量は、年間約1万2,000トンを見込んでいる。
メタウォーターは、プロジェクト遂行を通じて、今後も下水資源の有効活用および低炭素化社会の実現に貢献していく考えだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
メタウォーター プレスリリース
http://www.metawater.co.jp/news/detail/20170222quD.html
新日鉄住金エンジニアリング プレスリリース
https://www.eng.nssmc.com/news/detail/325