国際幹線道路に架かる橋梁改修工事
JFEエンジニアリングは、2月1日、ラオス国道9号線上の老朽化した「セクムカーム橋」と「セタームアック橋」の橋梁改修工事を受注したことを発表した。
国道9号線は、南シナ海に面するベトナムからラオス・タイを経由して、インド洋に面するミャンマーを結ぶ全長約1,450キロメートルの国際幹線道路。これら2橋の架け替えは、国道9号線の交通をより安全にするものと位置付けられている。
プロジェクトの概要
このプロジェクト遂行にあたって同社は、安藤・間と共同企業体を構成。安藤・間は共同企業体のリーダーとして、迂回道路の建設と既設橋撤去及び新橋の下部工の施工等を行う。
一方、同社は2橋の上部工の製作・建設を担当。この施工には、海外で初めて独自開発技術の「リバーブリッジ」を採用する。これは、橋桁と床版が一体構造となっており、河川水位が高い場合でも、鋼橋やPC橋と比べて橋梁・河川間の空間を確保できるのがメリットだ。
東南アジアの経済発展に貢献
近年、ラオス国をはじめ周辺諸国にて、交通や物流網の整備が急務となっている。同社は今回のプロジェクト遂行を通じ、インフラ技術を提供することで、地域の経済発展に貢献したい考えだ。
なお、今回のプロジェクトは2国間援助のODA(無償資金協力)として発注されており、橋梁完成時期は、2019年6月を目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20170201080332.html