千葉県印西市に大型物流施設を建設
新日鉄住金エンジニアリング株式会社は1月26日、伊藤忠商事株式会社および合同会社銀杏(Mapletree Groupの特別目的会社)より、大型物流施設「(仮称)印西ロジスティクスセンター」を受注し、建設に着工した、と発表した。
制震構造で構築し、高い安全性を確保
(仮称)印西ロジスティクスセンターは、千葉県印西市に位置し、国道16号線に近く、物流施設として最適な立地に建設される。
センターは、床面積が約110,000平方m、鉄骨重量が約11,000tの鉄骨造で、地上5階建てのビルである。
センターには、耐震ブレース、制振ダンパーとして、優れた性能を発揮する新日鉄住金エンジニアリング製の「アンボンドブレース」を、約280本配置した。
アンボンドブレースは、鋼管とコンクリートで中心鋼材を拘束し、座屈させずに安定的に塑性化するようにしたブレース。中心鋼材とコンクリートの間に特殊な緩衝材(アンボンド材)を用いているため、引張・圧縮ともに同性状の安定した特性をもつ。
制震構造で構築しているため、施設の構造体の損傷が少なく、耐震構造に比べ安全性が高い。
2018年3月の竣工を予定している。
新日鉄住金エンジニアリングは、大型物流施設建設の実績を積み重ねており、受注実績は直近10年で約210万平方mに上る。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/319