国交省、平成28年度サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)採択結果

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国交省、平成28年度サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)採択結果

2016年11月19日 08:00

サステナブル建築物等先導事業に3件採択

国土交通省は11月14日、サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)の第1回応募案件5件の中から、3件のプロジェクトを採択した、と発表した。

サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)は、地域の気候風土に応じた木造建築技術を活用し、環境負荷低減に寄与する低炭素住宅又は長期優良住宅と同程度に良質なモデル的住宅の建設に対して、国が費用の一部を補助する制度。

採択された3件の概要

採択プロジェクトは以下の3件である。

1件目は、トヨダヤスシ建築設計事務所が申請した、愛知県名古屋市に延べ面積150.75平方メートルの2階建て住宅「有松の家」。重要伝統的建造物群保存地区にある木住宅を解体し、1部を復元、1部を新築する計画である。

2件目は、株式会社西渕工務店が申請した、愛媛県松山市に延べ面積136.65平方メートルの2階建て住宅「(仮称)松山の家」。地域の気候風土への適応を図るため、地域の木製建具・壁構法などを採用し、現代的な空間構成を形成する木造軸組工法の住宅新築計画。

3件目は、有限会社綾部工務店が申請した、埼玉県川越市に延べ面積107.41平方メートルの1階建て住宅「雑木の庭に建つ石場建ての家」。地元の大工・職人などの人材を用いて、伝統的な木組み・壁構法を採り入れた土塗壁による木造軸組工法の住宅新築計画。

総合評価

3件の計画内容は、地域の伝統的な構法を承継しており、環境負荷の低減に大いに寄与し、サステナブルな社会の形成に有効な先導的な事業計画である。

▼外部リンク

 

国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000700.html

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