建築資材商社、製造業および建設業を展開する静岡県の植松グループは18日、地震に強く軽量な金属屋根材「UMルーフ1(ONE)」の発売を発表した。「経済産業省 平成26年度補正ものづくり補助金」の採択プロジェクトとして認定を受けた製造ラインの導入を通じ、新たに生み出された商品だ。
「UMルーフ1(ONE)」の商品名は、屋根材1枚分に相当する業界最大の働き幅をもち、「1枚で1m2の屋根材」であることからとられたもの。板材にはJFE鋼板のJクラフト「極み-MAX」を採用し、サイズは長さ3,638mm・幅275mm。成型板の厚みは0.35mm、重量は1枚あたり4.9kgとなっている。
他県に先駆けての地震対策や自主防組織の養成、静岡県防災士制度の創設など、地震に対する先進的な備えで知られる静岡県。こうした同県に拠点を置く企業として、植松グループでは「UMルーフ1(ONE)」の開発にあたり“「地震に強い家」を増やす”ことを開発コンセプトとして設定した。
同製品のキモは、屋根材自体の軽量化を実現することで建物の重心を下げ、耐震性の向上に貢献することが可能である点。さらにそのサイズゆえ狭い住宅街における施工性にも優れており、リフォームにおける導入にも最適だ。
また高級感溢れる見た目を実現した意匠性ある表面仕上げや、和風の家にもうまく溶け込む仕上げ加工の柔軟性もポイント。加えて断熱性や防音性、耐候性にも配慮がなされており、多岐にわたって高機能な金属屋根材に仕上がっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
植松グループ プレスリリース(アットプレス)
https://www.atpress.ne.jp/news/116547