海上での石油掘削用電力ケーブルを受注
住友電工は11月16日、100%子会社のジェイ・パワーシステムズがサウジアラビア国営石油公社のソウジアラムコに海底電力ケーブル長期納入を行うと発表した。
ジェイ・パワーシステムズの現地子会社であるジェイ・パワーシステムズサウジアラビアが、サウジアラムコと「石油掘削海洋プラットフォーム給電用中圧海底電力ケーブル」の長期納入契約を締結した。
傘下のジェイ・パワーシステムズが長期契約を締結
住友電工は1974年以来、海底電力ケーブルをサウジアラムコに納入しており、2001年以降は傘下のジェイ・パワーシステムズがビジネスを引き継いでいる。
ジェイ・パワーシステムズはサウジアラビアからの工場進出要請を受け、2009年にジェイ・パワーシステムズサウジを設立。中東地域では初となる海底電力ケーブル製造工場をサウジアラムコのタナジブ事業所構内に建設し、2013年より操業を開始した。
世界最大の石油会社であるサウジアラムコは、国内産業の育成とサウジアラビア人の雇用機会の創出を目的に国内調達を積極的に推し進めている。調達先には様々な条件を提示しているが、ジェイ・パワーシステムズサウジアラビアが、これらの条件をすべて満たしたため、今回の契約に至った。
今後は長期納入契約に基づき、最高品質の海底電力ケーブルを供給し、安定的原油生産に貢献する方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
住友電気工業株式会社のプレスリリース
http://www.sei.co.jp/company/press/2016/11/prs104.html