住友電気工業と三菱商事、スリランカの架空送電線敷設工事を受注

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住友電気工業と三菱商事、スリランカの架空送電線敷設工事を受注

2016年11月15日 17:00

スリランカの首都圏を結ぶ架空送電線敷設工事

住友電気工業株式会社と三菱商事株式会社は11月9日、住友電気工業の100%子会社の株式会社ジェイ・パワーシステムズ(JPS)、三菱商事株式会社、およびスリランカのCeylex Engineering (Pvt.) Ltd.との3社コンソーシアムにて、スリランカのハバラナ・ヴェヤンゴダ間の架空送電線敷設工事(220kV 2回線、ルート長約150km)を受注した、と発表した。

送電線敷設工事は、セイロン電力庁Ceylon Electricity Board(CEB)が円借款資金を活用し計画。

円借款の貸付契約は、国際協力機構(JICA)とスリランカ民主社会主義共和国との間で、2012年3月28日調印。貸付資金は95億7,300万円、償還期間は40年。

低損失大容量送電線を導入

スリランカの多くの基幹送電網は、約40年前の132kV送電線が利用され、システム全体の老朽化が進行。送電損失率は13.0%(2010年)と高く、エネルギーの効率化が課題であった。

ハバラナ・ヴェヤンゴダ送電線敷設工事では、スリランカ北中部州ハバラナから首都近郊ヴェヤンゴダへの電力供給の重要拠点に、スリランカ初の低損失大容量送電線を導入する。

従来と比較して年間の送電損失率を約20~25%低減し、送電容量の増強、電力供給信頼性の向上を図る。また、CO2排出量の削減も期待される。

三菱商事とJPSは架空送電線の供給を担い、その他の機器の供給および据付・工事はCeylexが担う。

受注金額は約60億円で、完工は2019年10月の予定。

スリランカの電力安定供給に貢献

住友電気工業、JPS、三菱商事は、本プロジェクトを通じて、スリランカにおける電力の安定供給と経済・社会発展に貢献する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

住友電気工業株式会社のプレスリリース
http://www.sei.co.jp/company/press/2016/11/prs101.html

三菱商事株式会社のプレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/

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