千代田化工、インド発電所に排煙脱硫技術を供与

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千代田化工、インド発電所に排煙脱硫技術を供与

2016年11月14日 20:15

 

インドL&T社に「CT-121 プロセス」の技術供与

千代田化工建設は11月11日、インドの大手重工メーカーにラーセン・アンド・トゥブロ社(以下、インドL&T社)と、発電プラントの排煙脱硫技術に関する欄センス契約を締結すると発表した。

L&T社に排煙脱硫技術「CT-121 プロセス」の技術供与を行い、L&T社はインドおよびその周辺国でこの技術装置の設計、調達、建設工事を担当する。

優れた環境技術で規制強化に対応

「CT-121 プロセス(千代田サラブレッド121排煙脱硫法)」は、発電所の石油・石炭焚きボイラーなどの排煙から二酸化硫黄を吸収し、石こうとして固定する独自開発の排煙脱硫装置である。

従来の吸収剤スラリ―を排煙にスプレーする方式とは異なり、吸収剤スラリ―中に排煙を直接噴出し、ジェット・バブリング・リアクターと呼ばれる特殊な混合装置を用いて高効率で脱硫を行う。

インドでは急速な経済発展に背景に、石炭火力発電所の建設が積極的に進められている。これに伴い環境規制が強化される見込みで、今後、排煙脱硫装置設置の堅実な需要が見込まれる。

「CT-121 プロセス」は亜硫酸ガスを除去するだけでなく、排煙中の煤塵や硫酸ミストの除去にも優れるのが特徴。今後規制が強化される見込みの水銀除去を含め、厳しい規制をクリアする独自技術として期待されており、今回の技術供与でインドおよびその周辺国でのシェア拡大を目指す。

▼外部リンク

 

千代田化工建設株式会社のプレスリリース
https://www.chiyodacorp.com/jp/media/2016/#all

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