新日鐵住金の製鉄所構内に火力発電所を建設
電源開発は11月1日、茨城県鹿嶋市の新日鐵住金 鹿島製鐵所構内において、「鹿島火力発電所2号機」の建設工事を開始したと発表した。
「鹿島火力発電所2号機」の発電事業の実施に当たり、電源開発と新日鐵住金が共同出資して昨年12月に鹿島パワーを設立。今年8月に環境影響評価手続きが完了し、建設工事の開始に向けた準備を進めてきた。営業運転の開始は、平成32年7月頃の予定だ。
なお鹿島パワーの設立時資本は6億円、出資比率は電源開発が50%、新日鐵住金が50%。
超々臨界圧(USC)発電で地球温暖化対策に対応
「鹿島火力発電所2号機」は石炭を燃料とする微粉炭火力発電所で、発電端出力は64.5万キロワット。
石炭による火力発電は二酸化炭素排出量が多いため、地球温暖化対策に対応するために世界最高水準を誇る高効率発電技術である超々臨界圧(USC)発電を導入。蒸気温度600度超の高温・高圧力による発電により、環境負荷に配慮した設計を行う。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
電源開発株式会社のプレスリリース
http://www.jpower.co.jp/