竹中工務店は10月21日、チャンギ国際空港グループ(Changi Airport Group)より受注した「セレター空港ターミナルビル新築工事」に着工した、と発表した。
受注金額は約38億円、工期は2016年10月~2018年半ばの予定。
セレター空港は、シンガポール東北部に位置する第2の民間空港。セレター空港は、24時間365日活動しており、国際チャーター機、プライベートジェット、航空機のメンテナンス・修理・オーバーホール、訓練用に使われている。
新しい2階建てのターミナルビルは、セレター空港の東側に建設される。総床面積9,500平方メートルのうち、500平方メートルが乗客用に提供される予定。
ターミナルビルの建築設計はシンガポールの3HPArchitects Pte. Ltd.、土木・構造設計はSurbana Jurong Consultants Pte. Ltd.、設備設計はGIMS & Associates Pte. Ltd.が行い、竹中工務店が施工する。
新しいターミナルビルは、セレター空港におけるジェネラル・アビエーション、プライベートジェット、ビジネスジェットの利用増に対応し、年間約70万人の乗客に対処できるようになる。
ターミナルビル竣工後は、定期旅客便のターボプロップ機がチャンギ空港からセレター空港に移転する。この結果、チャンギ空港はジェット機の発着回数を増やすことができる。
竹中工務店、1981年のチャンギ国際空港の開港時より、第1ターミナル新築工事に始まり、これまで新築工事、改修、増築など数多くの実績を積み重ねている。今後も空港施設をはじめとして、シンガポールの発展に寄与する予定である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社竹中工務店のプレスリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2016/10/02/index.html