災害復旧作業に貢献
大林組は、10月5日、大裕と共同で、バックホウなどの建設機械を無人で運転する汎用遠隔操縦装置「サロゲート」を開発したことを発表した。
災害復旧作業においては、二次災害のリスクが高いため、無人化施工が求められている。しかし、これまでの遠隔操縦専用の建設機械は高額かつ、台数も少ないため、なかなか調達できないことが課題として挙げられていた。
サロゲートの特長
今回共同開発したサロゲートは、様々なメーカー・機種へ対応する、着脱容易な操縦装置。運転席の横にある操作レバーなどに装着するだけで、遠隔操縦が可能だ。
また、装置を装着したまま、遠隔操縦と搭乗操縦を、所要時間約3分の簡易な作業で切り替えられるため、災害復旧の現場などでの作業環境に応じ、柔軟に対応することができる。
さらに、持ち運びや組み立てが容易で、低コストも実現したという。
ICTを活用した無人化施工技術を開発
災害復旧作業では、迅速な対応が求められる。大林組は、サロゲートが、現場での安全確保と、二次災害の低減に貢献すると期待を寄せる。
なお、今後は、労働者不足などにも対応したいとし、ICTを活用した無人化施工技術の開発をさらに推進していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
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