東京建物株式会社は10月4日、アセンダス・シンブリッジ・グループ、および三井物産株式会社と共同で、シンガポールのビジネス中心地区のオフィスビル再開発事業「CPFビルディング再開発プロジェクト」に参画する、と発表した。
オフィスビル再開発事業には、3社の合弁会社サザンウッド・プロパティ・プライベート・リミテッド(Southernwood Property Pte. Ltd.)が参画する。出資比率は、三井物産とTokyo Tatemono Asia Pte. Ltd.の合弁会社35%、アセンダスシンブリッジ社65%。
Tokyo Tatemono Asia Pte. Ltd.は、東京建物株式会社のアジア新興国等における事業拠点。アセンダスシンブリッジ社は、シンガポール最大級の政府系不動産開発事業者。
開発事業は、シンガポールの中央積立基金庁(CPFB)の「CPFビルディング」を解体し、新たにグレードAのオフィスビルを建設する。
ビルのある「タンジョンパガー」地区は、シンガポールのビジネス中心地区の一角にあり、金融機関や法律事務所などが集積し、今後更なる発展が見込まれるエリア。
また、MRT(Mass Rapid Transit、地下鉄)「タンジョンパガー」駅と直結し、2021年には、近くにMRT新線の「シェントンウェイ」駅が開業予定され、交通の利便性が高い。
新オフィスビルは、土地面積4,371平方メートル、建物延床面積約57,400平方メートルで、総事業費は約10億シンガポールドル(約750億円)の見込み。
2020年4月の竣工を予定。
東京建物は、三井物産と日本国内での共同開発の実績はあるが、海外では今回が初めての共同事業となる。
今回の開発は、東京建物にとって、経営計画「アジア新興国等における事業具体化」の第1号案件になる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京建物株式会社のニュースリリース
http://pdf.irpocket.com/C8804/xAmX/T2f6/wC0X.pdf