「AIソリューションユニット」を設置
千代田化工建設は10月3日、新たに「AIソリューションユニット」を設置したと発表した。ビッグデータ解析技術とAI技術を用いて、各種プラントの運転・保全の有効性を高めるのが目的。
千代田化工建設は2015年から、プラントへのビッグデータ解析技術を導入するために、発電プラントの排煙脱硫装置の周辺機器を対象に、経年劣化事象に関する運転データの相関分析を行う実証試験を行ってきた。
先ごろその有効性が確認できたため、正式に「AIソリューションユニット」を導入する。相関分析ではプラント保全への適用を視野に入れ経年劣化への対応を対象としたが、相関分析は運転支援にも活用できる。
トラブルの事前予測、非効率な運転の防止を実現
「AIソリューションユニット」の導入により、従来であれば事後に対応していた機器のトラブルや非効率な運転状況を事前に察知するための先行指標が設定できる。
この作業を通じて、トラブルや非効率的な運転状況が発生する因果関係を特定し、適切かつ迅速に有効な対応策が講じられるようになった。
千代田化工建設は
本分野の取り組みを加速させ、本実証で確立した技術・知見を近い将来AIに取り込み、幅広い分野に適用した、さらなる先進的なサービスを提供していく所存です
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と抱負を述べている。
▼外部リンク
千代田化工建設株式会社のプレスリリース
https://www.chiyodacorp.com/jp/media/2016/#all