コスト競争力を持つ新型機械式継手
株式会社クボタは10月3日、コスト競争力を持つ鋼管杭・鋼管矢板の新型機械式継手「ラクニカンジョイント」の販売を開始した、と発表した。
機械式継手「ラクニカンジョイント」は、一般財団法人沿岸技術研究センターの確認審査を受け、評価証を取得。
業界で初めて高強度鋼の板巻き鋼管を採用
建設構造物の基礎杭として活用されている鋼管杭・鋼管矢板は、一般的に現場で溶接接合しながら施工する。しかし、その溶接時間の杭施工全体に占める割合が大きなため、時間短縮の方法が求められていた。
機械式継手は、現場での溶接作業が不要な方法のため短時間接合が可能。
また、熟練溶接作業者の不足により、安定した接合品質が確保できる機械式継手のニーズが高まっている。
クボタは、機械式継手を素材から見直し、コストダウンを図り、価格競争力を持つ新型の機械式継手を開発した。新型機械式継手は、韓国のPOSCO社と共同開発した高強度鋼の板巻き鋼管を、業界で初めて採用。
短時間施工、コスト低減を図る
クボタは、大型工事や再開発工事を行う際、鋼管杭・鋼管矢板の施工時間の短縮、施工費の低減、高品質な施工を実施するために、今回新たに開発した新型ラクニカンジョイントを活用する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社クボタのニュースリリース
http://www.kubota.co.jp/new/2016/16-28j.html