ごみ処理施設の改良工事を受注
日立造船は、9月28日、埼玉県春日部市より、春日部市豊野環境衛生センター基幹的設備改良工事を、48億4,900万円(税抜き)にて受注したことを発表した。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、環境省の「二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金」を利用した事業。同施設は、稼働開始後23年目を迎え、老朽化していることから、機能回復による延命化を図る。
具体的には、燃焼設備、蒸気タービン発電機、プラント運転システム等の基幹的設備を更新および新設。発電出力をこれまでの1,900kWから3,100kWに増強し、長寿命化だけでなく、省エネ化により、CO2排出量を現状より3%以上削減する計画だ。
なお、同施設の完成時期は、2019年3月の予定である。
環境保全に貢献
同社は、日本初のごみ焼却発電プラントを、1965年に大阪市へ納入。近年では、ごみ焼却プラントの基幹的設備改良工事の需要が増加しており、今年9月現在で受注数は累計25件にのぼる。
今後も、これまで培ってきたEPC事業、運転・運営事業等での豊富な知見と技術を生かし、資源・エネルギーの有効利用に取り組むとともに、低炭素社会の実現を目指す方針である。
▼外部リンク
日立造船 プレスリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2016/09/002312.html