テヘラン市の課題解決へ
JFEエンジニアリングは、9月20日、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)より、「イラン国テヘラン市における廃棄物焼却発電施設の導入」に関する「我が国企業の技術を活用したインフラ案件発掘・市場性調査」を受託したことを発表した。
プロジェクトの概要
今回の調査にあたっては、2014年に同社が買収した独スタンダードケッセル・パワーシステムズHD社傘下で、廃棄物発電プラントを手掛けるバウムガルテ・ボイラ・システムズ社と連携を図りながら進めていく。
また、現地関係者の協力を受け、都市ごみと、現地で深刻化している医療系廃棄物の適正処理について現状調査分析を実施。
テヘラン市の電力不足という現状も踏まえ、廃棄物発電プラントの導入を検討するとともに、廃棄物発電の最適な処理プロセスの選定等を行う計画であり、同国における日本企業初の取り組みとして期待が寄せられているという。
都市インフラ整備に貢献
イラン国は、経済制裁解除を受け、更なる経済発展が見込まれる一方、現在、テヘラン市では発生した都市ごみを最終処分場で直接埋め立てしており、最終処分場不足と環境汚染が大きな問題となっている。
これらの状況を鑑み、同社はこれまで培ってきた豊富な実績をもとに、今後、同国における廃棄物発電等の都市インフラ整備に取り組む方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2016/