インドの工場で一貫製造
東芝は、8月22日、インドのクドゥギ超臨界石炭火力発電所2号機向けに、同国内において素材調達から加工まで含めて一貫製造された、インド国産の蒸気タービン発電機を初出荷したことを発表した。
日本政府関係者が整備した道路を活用
今回出荷した設備は、2012年にインド火力発電公社(NTPC)からEPC契約(設計・調達・据え付け工事)で受注した出力80万キロワットの蒸気タービン発電設備における発電機。
今回、すべての試験を終え、同国タミルナドゥ州チェンナイに製造拠点を置くグループ会社の「東芝ジェイエスダブリュー・パワーシステム社(以下、東芝JSW社)」の工場より、タミルナドゥ州政府および日本政府関係者の支援により整備されたカマラジャ港までの幹線道路を使って出荷することになったという。
インドから海外へ
現在、東芝JSW社では、クドゥギ超臨界火力発電所3号機、メジャ超臨界火力発電所1号機、2号機、ダリパリ超臨界火力発電所1号機、2号およびハルドアガンジ超々臨界火力発電所向け蒸気タービン発電機も製造しており、順次出荷していく計画だ。
なお、今後、同社はインド国産の蒸気タービン発電設備を、インド国外に輸出することも視野に入れ、さらなる事業拡大に取り組む方針である。
(画像はプレスリリースより)
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