接触分解法とは

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接触分解法

接触分解法とは、触媒を使用して分解化学反応を行わせる方法である。原油を直接分解して、炭化水素へと転化することを「分解」と呼ぶ。分解の方法には、接触分解法のほかに、熱分解法水素化分解法などがある。
一般的には、軽油や重油を、触媒を用いて加熱分解し、オクタン価の高い(ノッキングを起こしにくい性質)ガソリンを製造することを接触分解といい、ガソリン製造法として主流となっている。

※触媒…それ自身は変化しないまま、接触するまわりの物質の化学反応を促進する物質のこと。

※加熱分解…分子が熱によって分解する現象。

※ノッキング…ガソリンエンジンなどで起こる異常燃焼。金属製の打撃音を発する。

接触分解法は、触媒の再生方法と使用する触媒の状態により固定床式、移動床式、流動床式に分類される。
接触分解法の種類
・固定床式…触媒床各部の温度差を少なくし、目標とする温度条件で有利な反応が行われるようにするのが最大の特徴である。
・移動床式…運転中に、触媒の一部を連続的に再生するため、粒状触媒を重力により少しずつ移動させる方法である。
・流動床式…現在最も広く使用されている接触分解法。流動床とは、微粒子層の下部からガスを吹き込んだ場合に、微粒子の層が液体と同じような状態にあることをいう。
このような流動状態にある触媒を、反応塔と再生塔の間で循環させ、接触分解を行う方式である。

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