水研ぎ
水研ぎとは、塗装工事の際、塗面を平滑にするために水をつけながら研磨することである。
下塗りや中塗りが硬化して乾燥した後、研ぐ部分を水で湿らせながら耐久研磨紙や軟質の軽石粉などを用いて、つやがなくなるまで研ぐ。
一般的に、木材の塗装工事の工程は、下塗り→中塗り→研磨(水研ぎ、空研ぎなど)→上塗りとなる。
※下塗り…下地の表面を強化し、塗料と下地の両方に影響が及ぶのを抑えるのが目的である。
※中塗り…下地の保護や、塗装面に凹凸などの模様を出すための工程である。
※研磨…研磨紙で素地を研磨して平滑にすること。「空研ぎ」もこれにあたる。
※上塗り…塗装の最終工程。雨風や汚れに対抗する性能性や意匠を発揮する。
金属系やセメント系の塗装工事は、下塗りの後に研磨をすることが多い。