山崩れ
山崩れとは、山の斜面が崩壊する土砂災害のことである。長雨・豪雨のほか、地震・火山爆発などが原因となり、山肌を岩石や岩片が突発的に崩れ落ちる現象を指す。
地域の建築物や風土を熟知し、資材や建設機器を備えた建設会社は、災害の初動対応や復旧に欠かせない存在である。迅速にインフラを復旧させ、二次災害を防止するために、建設会社は災害時に備えて防災協定を締結している。
※インフラ…道路・通信・公共施設など産業や生活の基盤となる施設のこと。
※防災協定…大地震や洪水などの際、自治体が他の自治体や民間企業と結ぶ援助協定である。防災協定を締結している建設業者は、経営事項審査で加点評価される。
■山崩れと類似している災害
・地滑り…山崩れが表層のみ崩れるのに対し、深部から幅広く崩壊するもの。滑り台に乗っているかのように大規模に崩れていくのが特徴。必ずしも傾斜地とは限らず、地下水脈の状況によっては平地でおきることもある。
・土石流…渓流や沢に厚く堆積していた多量の石や礫(れき)が一気に流出するもの。
・土砂崩れ…斜面地でせり出した岩や土塊がごろごろと落下していくもの。
・崖崩れ…崖の一部が崩壊して崩れていくもの。