緊急輸送道路
緊急輸送道路とは、阪神淡路大震災での教訓を踏まえ、地震直後から発生する緊急輸送を円滑に行うため、高速道路・一般国道及びこれらを連絡する幹線道路と、知事などが指定する防災拠点を相互に連絡する道路のことである。
一般的に、第1次~第3次まで設定されることが多い。
設定の手順は、各県緊急輸送道路ネットワーク計画の見直しを目的として協議会で審議され、県防災会議の承認を経て指定され、県地域防災計画に反映される。
■緊急輸送道路の種別
・第1次…応急対策の中枢を担う都道府県庁舎、地域防災センター、重要港湾、空港などを連絡する路線。
・第2次…一次路線と区市町村役場、主要な防災拠点(警察、消防、医療などの初動対応機関)を連絡する路線。
・第3次…その他の防災拠点(広域輸送拠点、備蓄倉庫など)を連絡する路線。