官製談合
官製談合(かんせいだんごう)は、国や地方自治体などによる事業の発注の際に行われる競争入札において、発注機関側の公務員が入札談合(入札参加者の間で、あらかじめ受注予定者や受注価格等を取り決めるなどすること)に関与して、不公平な形で落札業者が決まるしくみを指す。関与の具体例としては、受注予定者をあらかじめ指名したり、予定価格を漏えいしたりするなどさまざまな行為がある。こういった事例の再発を防止することを目的として、「入札談合等関与行為の排除及び防止に関する法律」(官製談合防止法)が2003年に施行された。
■官製談合の防止対策
・事前的対策…入札制度改革
天下り構造(利権が及ぶ組織への発注機関職員の天下りが、企業の便益を図る温床となっている)の解消
・事後的対策…制裁等の強化