活断層とは

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活断層

活断層(かつだんそう)とは、数十万年前以降から繰り返し活動し、今後も活動する可能性がある断層(地下の地層、岩盤が過去にずれ動いた跡)のことである。断層には、将来地震を引き起こす危険性があるこの活断層と、動かない断層がある。
地球の表面は、プレートと呼ばれる板のような岩の層で覆われており、日本列島は、複数のプレートが接する境界に位置している。このプレートの移動により圧縮され、その押し合う力によって日本列島をのせている陸のプレート内の岩の層が壊れてずれる。この壊れてずれる現象を断層活動といい、そのずれた衝撃が震動として地面に伝わったものが地震である。また、地下深部で地震を発生させた断層を「震源断層」、地震時に断層のずれが地表まで到達して地表にずれが生じたものを「地表地震断層」と呼ぶ。

活断層の特徴
・一定の時間をおいて、繰り返し活動している。
・いつも同じ向きにずれている。
・ずれの速さは断層ごとに大きく異なっている。
・活動間隔が極めて長い。
・長い断層ほど大地震を起こしている。

■日本では2,000以上もの活断層が見つかっている
現在、日本では2,000以上もの活断層が見つかっており、地下に隠れていて地表に現れていない活断層もたくさんあるといわれている。活断層上であれば建築を禁じるなど、独自の施策を試みている自治体もある。だが現状では、実態の把握が難しい活断層の上には、すでに学校や役所などの公共施設がたくさんあり、多くの自治体は対策に苦慮している。こういったことから、今後は都市計画や防災計画に活断層対策を盛り込むことが必要だといわれている。

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