ナフサとは、原油を蒸留することによって得られる成分で、自動車や航空機の燃料などに利用される。ナフタともいわれる。
原油は蒸留塔に送られ、沸点の違いによって様々な製品に分解される。ナフサは沸点が35~180度の成分であり、蒸留塔ではガソリンと共に分けられる。
得られたナフサは、その中でも更に沸点の違いによって2種類に分けられる。
沸点が100度以下のものは軽質ナフサ、沸点が100~200度程度のものは重質ナフサといわれる。どちらも自動車や航空機の燃料に使われるほか、溶剤や石油化学製品の原料としても利用される。