ブーム式高所作業車
ブーム式高所作業車とは、高所作業車の一種で、ブーム(クレーンのようなもの)の先端に作業員が乗る作業床(バスケット、カゴともいわれる)がとりつけられている。
昇降はもちろん、伸縮・旋回も可能なため、可動範囲が非常に広い。ブームの一部が屈折するようになっており、さらに可動範囲を広げたブーム式高所作業車もある。
可動範囲の広さを活かし、機動性が重視される場所や必要な高度が8m以上の場所でよく使われる。
ブーム式高所作業車の作業床は、作業員が乗ることを前提に設計されているため、あまり広くないものが多い。また、非常に重いものを載せることも計算されていないことが多い。ただし、最近では重い荷物を載せることも考えられ、比較的広い作業床(プラットホーム)がついたブーム式高所作業車も見られる。
高所作業車の種類にはブーム式高所作業車以外に、垂直昇降式高所作業車がある。垂直昇降式高所作業車は、ブームの部分が垂直方向にのみ動く高所作業車で、必要な高度が2~10m程度の現場でよく使われる。