11月21日
阻害物質とは、活性汚泥法などで汚水を生物学的に処理する際、微生物の働きを鈍化させる物質である。
阻害物質には酸やアルカリ(微生物の増殖を妨げる)・重金属や殺菌剤(毒性がある)などが挙げられる。 活性汚泥法などで活躍する微生物はこのような阻害物質が含まれている場合、正常な働きができない。活性汚泥法で確実に汚濁物質を分解・除去するためにも、汚水が活性汚泥法の過程に到達する前に、あらかじめ阻害物質を除去する前処理が必要である。また、阻害物質に耐性のある微生物の馴養(じゅんよう)も必要になる。 ※馴養…阻害物質に耐性を持つ微生物を育てること。
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