予防保全
予防保全とは、建物を定期的に点検・診断し、異常や致命的な欠陥が発現する前に対策を講じることである。単に修理を行うのではなく、戦略的な維持管理・更新を行うという意味合いを持つ。
予防保全に対して、対症療法的に劣化箇所を補修することを「事後保全」と言う。事後保全に比べて予防保全のほうが、建物を長持ちさせ更新時期を先送りすることができ、ライフサイクルコストを低減することができる。
※ライフサイクルコスト…建物の設計・建設から、点検・清掃などの運用管理、解体処分まで建物を生涯とし、全期間に要する費用のことである。
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