プロポーザル方式とは

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プロポーザル方式

プロポーザル方式とは、建築物の設計者を選定する際に、複数の者に企画を提案してもらい、その中からもっとも適した設計者を選ぶ方式である。
具体的な流れとしては、発注者が事前に建築物の場所・目的・期間を提示する。設計者はその建築物の設計に対する遂行方法やメリットを提案し、提案書の形でとりまとめる。発注者はその提案書を審査するとともに、設計者に提案内容についてのヒアリングを行う。発注者は提案書とヒアリングの結果をもとに、技術力や経験、プロジェクトにのぞむ体制などを公正に評価して設計者を選ぶことになる。
建築設計は、あらかじめその内容が目に見える形になっているものではないため、設計料の価格だけで選定することが適切であるとは言えない。プロポーザル方式では、プロジェクトに最も適した設計者を選ぶため、質の高い建築物が完成する。

プロポーザルは、元々「企画、提案」を意味する言葉である。

設計者の選定方式には、プロポーザル方式のほかに「コンペ(設計競技)方式」がある。最も適した「設計者(人)」を選定するプロポーザル方式に対して、コンペ方式では最もすぐれた「設計案」を選ぶ。

プロポーザル方式の長所
・客観的な評価基準のもと、公正性・透明性・客観性をもつ設計者選定が可能な方式である。
・プロジェクトに最も適した設計者を選ぶことで、質の高い建築物ができる。
・設計案を作成するのではなく、具体的な実施方針・設計体制や実績の照会などに関する提案書類を作成するため、コンペ方式に比べて、費用・労力・時間の負担が少ない。
・具体的な設計は、設計者の選定後に発注者との共同作業により進められため、質の高い建築設計が可能である。

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