ヒートブリッジ
ヒートブリッジとは、鉄骨のような熱伝導性が高い部材が建築物に使用されることによって、暑い時期にその内部で大幅な温度上昇が生じることである。
熱橋(ねつきょう)とも称される。逆に、寒い時期に大幅な温度降下をもたらすことはコールドブリッジ又は冷橋(れいきょう)と呼ばれる。
断熱材を使用した住宅でも、同現象への対策が不十分だと断熱の性能が低下してしまう。
■ヒートブリッジがもたらす悪影響
・冬場に結露が発生しやすく、カビの原因となり建物が傷みやすくなる。
・冷暖房の効率が悪くコストが高くなってしまう。
■対策
・ヒートブリッジ部分をできる限り無くし、鋼材を断熱材で覆うなどして保護する。
・鉄筋コンクリート造の建物では、特に間仕切り壁やベランダ部分などに発生しやすいので断熱の補強が必要である。
■由来
・熱を伝えやすい部材から、橋を渡るように熱が出入りすることからこの名称で呼ばれている。