茶灯油(ちゃとうゆ)とは精製度が低い灯油のことで、日本工業規格(JIS)で分類されている「2号灯油」の別称である。
茶灯油といわれる2号灯油は、家庭用に使用される通常の灯油である1号灯油と比べて淡黄色(たんこうしょく)である。この色の違いから、1号灯油は白灯油(はくとうゆ)といわれ、2号灯油は茶灯油といわれるようになった。
茶灯油は精製度が低いために、燃焼させると黒煙や悪臭を出す原因にもなる。以前は石油発動機(エンジンの一種)の燃料として用いられていたが、2005年以降は生産・流通共に国内ではストップしている。