天然骨材
天然骨材とは、モルタルやコンクリートの原料となる骨材の一種で、川や山などの砂・砂利をそのまま骨材として利用したもの。採取する場所によって含まれる成分が異なるため、骨材の品質にも優劣がつく。
採取してそのまま使える天然骨材に対し、骨材として利用されるまでに何らかの加工技術を必要とする骨材は、人工骨材といわれる。
■天然骨材の種類
・川砂、川砂利
川床やダム底から採取したもの。比較的粒の大きさが揃っており、洗浄も必要ないため、天然骨材の中では良質である。
・山砂、山砂利、陸砂、陸砂利
砂の多い山や、砂礫層から採取したもの。塩分や鉱物、粘土質などを含むことがある。
・海砂
海底から採取したもの。川・山・陸から採取したものと比べて、密度が小さい特徴がある。海水に含まれている塩分が混ざっているため、塩害対策として採取後洗浄される。