火工品
火工品とは、目的に応じて火薬や爆薬を成型した製品のこと。
日本では、火薬や爆薬を扱うための手続きが非常に煩雑なうえ、規制が厳しく、そのまま使用するのは難しい。そこで、火薬や爆薬を利用しやすくするために、火工品という新しい分類が作られた。火工品に分類される製品は、火薬や爆薬よりも容易に取り扱うことができる。
なお、法令上では、火工品と火薬・爆薬は総称して「火薬類」と呼ばれている。
■火工品の例
・雷管(工業雷管、電気雷管)
爆薬の起爆剤。
・信管、導火線など
爆発を伝える道具。着火点と爆発地点の間にこれらの道具を挟むことで、爆発に至るまでの時間や距離を調整することができる。