バックホー
バックホーとは、土砂を掘削するために用いられる自走式の土木機械で、油圧システムによって動くアームの先にショベルを装着した油圧ショベルの一種である。バックホウ、ユンボ、ドラグショベルともいわれる。行政用語としては「バックホウ」が正式名称だが、建設現場などではバックホーと呼ばれることが多い。
バックホーのショベルは運転席に向かって付いており、稼動すると土砂を抱え込むような形で掘削する。そのため、地表面よりも低い場所の掘削に適している。
地表面よりも高い場所を掘削する場合はバックホーではなく、ショベルがバックホウと反対の向きに取り付けられた「ローディングショベル」が適している。
バックホーは、油圧ショベルのなかで最も一般的な形の機械である。油圧ショベルにはバックホー以外に、前述の「ローディングショベル(フロントショベル)」や、地下の深い部分の掘削に適した「クラムシェル」などがある。